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現在のような形が定着したのは、明治30年代だといわれています。その由来は、神にお供え物をして身の汚れを清める中国古来の祭り事から。本来は、「上元」「中元」「下元」の三元からなるものですが、日本古来のお供え物や贈りものをした習わしや仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ−7月15日)に、中国で7月に行われる「中元」が重なったのがはじまりでした。祖先の霊を祭り、供え物を親類縁者や隣近所に配るという日本人の深い信仰心が、習慣となったのが「お中元」なのです。
以前は、東日本においては7月初めより中頃までの間を、西日本では1ヶ月遅れの8月初めより中頃までの間を贈答時期としていましたが、現在ではいずれの地方も7月初めより中頃まで(土用の入り前までに)の期間内に贈ることが一般的になってきています。
うっかり忘れて時期を逸した場合には暑中見舞い・残暑見舞いとして贈ります。
遠く離れた両親や上司、恩師などに贈るイメージの大きいお中元。けれども、感謝の気持ちや考え方は人それぞれなので、「誰に贈らなければいけない」などと堅苦しく考える必要はありません。親しい人ほど、日ごろはなかなか感謝の気持ちを改めて伝える機会が少ないもの。お中元を季節的なイベントと捉えて、贈ることを楽しんではいかがでしょうか。
★会社関係
社内ルールや慣習があることが多いので、会社関係で贈る場合はまず周囲に確認を。最近では本当にお世話になった方や贈りたい方にのみ贈る、という方も増えているようです。
★両親・兄弟・親戚
贈らなくても失礼にはあたりませんが、子どもの面倒や家事の協力など、普段からお世話になっているなら、感謝の気持ちを込めて贈るのもいいでしょう。ちなみに、以前All
Aboutで実施したアンケートでは、回答者の32%が夫婦両方の両親に贈ると答えています。
★仲人
挙式の時だけお願いした仲人の場合、4年目からは贈らなくてもよいといわれています。ただし、会社の上司など挙式後もお世話になっている関係の場合は、贈り続けている方も多いようです。
★お稽古ごとの先生
立場上受け取れない場合の多い学校の先生などに比べて、お稽古ごとの先生には贈るケースが多いようです。塾の場合は基本的には必要ありませんが、どうしても贈りたい、という場合は子どもが浮いてしまわないよう、事前に周囲と相談してみましょう。